120 チャンネル 

人工内耳のチャンネル数とは 

言葉を聞き取るには音の高さの情報(周波数情報)が必要です。人工内耳で音の高さの情報を伝達するには①刺激する場所 と ②刺激時間で再現しています。

①の刺激する場所は、体内に埋め込まれた電極の数によって決まります。この電極数が人工 内耳のチャンネル数です。つまり電極数が多いとチャンネル数が多くなり周波数を細かく刺激 することができ、音の高さを細かく再現することができます。 

しかし、人工内耳の電極数は限られています。そのため限られた電極数で音の高低を再現する 必要があります。そこで AB は限られた電極数で音の高さを細かく表現するカレントステアリングを 開発しました。

カレントステアリングは、隣り合う電極を同時に刺激しバーチャルチャンネルを作成する技術です。 一般的な人工内耳は電極数=チャンネル数ですが、AB はこのカレントステアリング技術を使用す ることで 16 電極、120 チャンネルを実現させました。これは AB 独自の技術です。 


一般的な人工内耳

120 チャンネル 


2つの電極に流れる電流の割合を変化させる

そして②刺激時間とは、人工内耳が刺激をするタイミングのことです。音が耳に入ると鼓膜が振動し、その振動に合わせて蝸牛内にある有毛細胞が脳に信号を出します。この信号のタイミングが 1/1,000 秒であればその音は 1,000Hz、1/500 秒であれば 500Hz と認識できます。AB は同じことができる最新の音声処理方法を使用しています。 



音(空気振動) 時間 





有毛細胞 


1/500 秒 =500Hz     1/1,000 秒=1,000Hz 


人工内耳は音を 16 個の周波数(音の高さ)に分解し、それぞれの電極が担当する周波数 に合わせて刺激をしています。特に低音部は①刺激する場所だけでなく、②刺激時間も 周波数情報を得るための重要な情報です。 


入力信号


人工内耳刺激

 


一般的な音声処理  

ABの音声処理


  • AB電極数:16
  • ABチャンネル数:120    

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